2016年04月24日

小周天の考察(その11)すこし脇道にそれた話題

高藤流仙道における、陽気発生についての話題を書いてきた。

丹田に強い熱感を伴う陽気を発生集中させてコントロールしていく(あえて回すとは言わない)やり方は、高藤氏の著作以外ではあまり見かけない。
その理由の多くは。
「指導者がいないと危険を伴う場合がある」
「秘伝として安く公開したくない」
「自分はできるという優越感を保ちたいため」
などが考えられる、苦笑。

小周天は、秘伝でもなんでもなく、仙道の基本だ。
熱を発生させやすく、健康にも良い一石二鳥となる体の部位を選択して「陽気」を動かすのである。
正しい道順を順を追って動かす分にはそれほど危険ではない。
この点は、神秘主義に傾きすぎのヨガとは異なる点だ。
体がある程度健康であれば、だれでもできる。
(本格的な病気の人や、性欲がわかないくらいに精力が枯渇している人は、まずその治療から始める)

最近「無為派」の人の気功書を読んだが、内容としは素晴らしいの一言に尽きる。
小周天以降の段階についても体験からのアドバイスが載っていて非常に有益だと思った。
しかし、この本の著者にしても「小周天」を行うための気の集め方高め方については、呼吸のやり方と意識のかけ方(火加減と呼ばれている)が精妙で難しく、文章では伝えられないということだった。



陽気ではなく、直接「気」を集中させてコントロールしていき、小周天のルートに動かしていくやり方もあるにはある、、。

あえて、個人的な意見を書かせてもらうならば。
陽気ではなく、「気」を回すことから小周天を始めることは、陽気を回す事よりも難しい。
なぜなら、いきなり「気」を体内に集中させて動かす事は、陽気を動かす事よりもその感覚がはっきりしていなくてわかりにくいから。

まあ、素質の無いことについては自信がある私の意見なので。
(最初の陽気発生までだけで一年以上もかかっている)
「気」にたいする素質、感性の良好な人なら、いきなり「気」を使って小周天を行えるかもしれない。

(いずれ書くこともあるかもしれないが、射精したことのない男性や初潮のまだない女性は、陽気が最初から体内に満ち溢れるので、陽気も気も気にしないでいきなり小周天をやれる)

「気」で行う小周天の話題に戻る。
このやり方は、えてして、なんとなく「気」が集まったカンジ、動いたカンジ、回ったカンジで小周天をやってしまうことになりやすい。

このブログで何度も警告している、「気」を伴わない小周天である「空車」になりやすい。
そうなると、「気」をコントロールしているわけではないから、体を丈夫にする効果もないし、ニセの気感に惑わされて精神の集中やコントロールがうまくいかなくなってくる。
行きつく先は、、、お先真っ暗である。

ただし、「気」を使って行う小周天にも、小周天を始める出発点としての利点はある。
これについては、市販されている仙道書にもおそらく載っていないし、ネットにもそのような体験談は見当たらない。
これは、高藤氏の著作でも、伝統的な仙道のやり方だけでは小周天完成までに時間がかかりすぎると、いろいろやり方を工夫していることにも相通じる。

これについては次回の話題としたい。
本日はここまで。

posted by ポンタ at 20:05 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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